三菱UFJ銀行が提供するカードローンをバンクイック(以下:バンクイック)と呼びます。残念ながら即日融資は行っていませんが、銀行カードローンの中では比較的お金を借りるまでのスピードが早く、すでに三菱UFJ銀行の口座を持っている人なら少ない申し込み項目だけで申し込みが完了するメリットがあります。
また、申し込みから契約まで全てWebで完結することも可能であるため、「お金を借りているのを家族にバレたくない」というときにもピッタリです。
金利も銀行カードローンらしく低金利(年1.8%~年14.6%)に設定されています。
バンクイックの特徴
![]() |
借入限度額 | 10万円~500万円 |
---|---|---|
金利(実質年率) | 年1.8%~年14.6% | |
審査時間 | – | |
融資スピード | – |
三菱UFJ銀行の口座を開設せずに申し込める
銀行カードローンでは、その銀行の口座を持っていなければお金を借りることができないケースが多いです。当然、口座を新規開設するとなれば手続きに時間がかかってしまい、お金を手に入れるまでに2週間や3週間かかってしまいます。
しかし、バンクイックは三菱UFJ銀行の口座を持っていなくても利用でき、新規口座開設も必要ありません。
即日融資には対応していないものの『多くの銀行カードローンが既に口座を持っている人だけに即日融資をし、口座を持っていない人には申し込みから数週間後にお金を貸している』ということを考えれば、少なくとも数日以内に借りられるバンクイックは優秀だと言えます。
テレビ窓口を使えるから家族バレの心配も少ない
バンクイックの申し込みや契約は、三菱UFJ銀行の中にあるテレビ窓口でも可能です。消費者金融カードローンでいう『自動契約機』のようなものであり、オペレーターと話しながら手続きや書類作成を行えるため、スマホで申し込むのが難しく感じる場合に利用するといいでしょう。
また、テレビ窓口で契約まで終わらせることで、その場で契約書類やローンカード(お金を引き出すためのカード)を受け取ることができるため、自宅にこれらの書類が届いて家族バレしてしまう可能性をなくすことができるのもメリット。
銀行カードローンでは、このような契約機を用意していないケースがほとんどですので、家族にバレずにお金を借りたい場合にも相性がいいです。
営業時間は平日20時、土曜・祝日は18時、日曜は17時まで(※1)。
※1:日曜(祝日の場合も含む)、12月31日~1月3日および2月11日は休業
バンクイックのデメリット
即日融資ができない
上記でも解説したように、即日融資には対応していません。消費者金融カードローンでは平日14時までに申し込みから契約を完了させると、契約完了後に口座へお金を振り込んでもらうことができるため、今日中にお金を借りたい場合はプロミスやアコムなどの消費者金融カードローンの方が相性がいいです。
また、銀行カードローンで比較しても、他銀行の中にはその銀行の口座を持っていれば最短即日融資も可能であることを考えると、せっかく三菱UFJ銀行の口座を持っている人にとっては残念だと言えます。
低金利だが、もっと低金利の銀行カードローンがある
バンクイックの金利は年1.8%~年14.6%。銀行カードローンの平均最高金利は15.0%、消費者金融カードローンの平均最高金利は18.0%ですので、バンクイックは比較的低金利だと言えます。
しかし、他の大手銀行カードローンと比較すると、以下のように他銀行の方が低金利で提供していることが分かります。
カードローン名 | 金利 |
---|---|
三菱UFJ銀行カードローン バンクイック | 年1.8%~年14.6% |
三井住友銀行カードローン | 年4.0%~年14.5% |
みずほ銀行カードローン | 年2.0%~年14.0%(※1) |
住信SBIネット銀行 MR.カードローン | 年1.59%~年14.79% |
ジャパンネット銀行 ネットキャッシング | 年1.59%~年18.0% |
初めてお金を借りる場合は最高金利に設定されるため最高金利で比較すると、上記の比較表では三井住友銀行カードローンとみずほ銀行カードローンの方が低金利です。
金利が低ければ利息が減り、トータルで返済する金額が低くなりますので、余計な利息を増やしたくない場合は他の銀行カードローンの方がおすすめです。
三菱UFJ銀行バンクイックの審査について
年収などによる条件は特になし!大学生やフリーターでも申し込みは可能
バンクイックを利用するには、安定した定期的な収入があることが第一の条件です。よって、無職の人や専業主婦(主夫)の方は利用することができません(2018年より自主規制により、専業主婦(主夫)への新規の融資は行っていません)。
また、満20歳~65歳未満の人が融資対象となっており、学生でも契約は可能ですが、限度額が10万円の固定となる点と親権者の同意書の提出が必要になります。この場合は本人の収入面は問題にならず、親権者(主に父親)の勤務先などが審査対象になってしまいます。
消費者金融カードローンとは違い年収による借入れ制限はありませんが、2018年からは消費者金融に対する総量規制とほぼ同等の基準による審査を自主的に行うようになった為、およそ年収の1/3が契約できる限度額の上限だと考えてください。
なお。消費者金融とは違い年金収入だけでも契約を行うことができます(年金の振込口座が三菱UFJ銀行であることが条件)。
50万円以下の借入の場合、必要書類は身分証明書のみ
バンクイックに50万円までの希望金額で申込みを行う場合には、原則本人確認ができる身分証明書だけでOKです。身分証明書として認められる書類は以下の通り。
この中から一点を契約前に提出します(詳しくは下記の申し込みの流れを参照)。いずれも期限が切れていないことが条件です。
50万円を超える借入の場合に必要な書類
借入限度額が50万円を超える場合は本人確認書類と共に以下の収入証明書のうち1点が必要になります。
【収入証明書と認められるもの】
- 源泉徴収票
- 住民税決定通知書
- 納税証明書その1・その2 (個人事業主の方)
- 確定申告書第1表・第2表
いずれも最新年度のものが有効です。こちらもどれも用意できない時には事前に相談の電話を掛けてください。場合によっては給与明細書などで代用できることもありますが、基本的には上記のどれかが用意できなければ50万円を超える借入は行えません。
提出のタイミングは身分証明書と同じですので、事前に用意しておきましょう。
バンクイックからお金を借りる手順
バンクイックでお金を借りる方法は『ネット』『テレビ窓口』『電話』の3パターンがあります。一般的には『ネット』からの申し込みが多いです。
ネットを利用する場合
【申し込みの流れ】
- スマホやパソコンから申し込む
- 担当オペレーターから電話連絡
- 在籍確認&必要書類の提出
- 審査結果の連絡&契約完了
スマホやパソコンから申し込む
ネットからの場合、以下の申込ページから申し込みを行います。
申し込みページでは『普通預金口座あり』と『普通預金口座なし』で別々のボタンが用意されていますので、自分が当てはまる方を押しましょう。ここでの選択は申し込み時の記入項目の量が変わるだけですので、難しく考える必要はありませんよ。
また、申し込み時に記入する項目は名前や年齢、年収、住宅ローンの有無、持ち家の有無、他社からの借り入れ有無など基本的なことばかりです。『普通預金口座あり』を選んだ場合は、名前や年収など既に三菱UFJ銀行に提出している情報の記入は求められません。
担当オペレーターから電話連絡
申し込み項目を全て入力し終わると、数日以内に担当オペレーターから電話連絡が来ます(この時点で審査不合格の場合はメールで連絡が来ます)。
担当オペレーターからは「申し込み内容に間違いはないか?」「どういった目的でお金を借りるのか?」といったことが質問されます。こちらも答えにくいような質問は特にありませんので、安心してご対応ください。
在籍確認&必要書類の提出
担当オペレーターからの質問が終わると一度電話を終わり、在籍確認(『普通預金口座あり』を選んだ場合はなし)と必要書類の提出が始まります。
在籍確認は担当オペレーターが個人名(または三菱UFJ銀行として)で職場へ電話連絡をしますので、電話を受け取れるように準備しておきましょう。土日祝日で職場に誰もいない場合は在籍確認が取れませんので、自分で職場に出向いて受け取るか、先ほどの電話の際に平日にかけてもらうように依頼しましょう。
必要書類の提出方法は『写メをメールで送信する』か『専用アプリで撮影して提出』の2パターン。以前は写メが多かったですが、最近はアプリを使った提出方法が主流です。アプリを立ち上げて必要書類を撮影するだけで提出が完了するため、スムーズに作業を終わらせることができます。
審査結果の連絡&契約完了
必要書類の提出が終わってしばらくすると、再度担当オペレーターから電話がかかってきます。審査に合格していれば今後の流れ(「契約書などを自宅に郵送しても大丈夫か」「具体的にお金を引き出す方法」など)について説明を受けます。
ここまで終わればカードローンの契約が完了となります。
後日、契約書と一緒に送られてくるローンカード(ATMからお金を引き出すカード)を使えば、いつでもお金を引き出すことができます。
急いでお金を借りたい場合は、契約完了後に最寄りのテレビ窓口へ移動します。運転免許証をはじめとした顔つきの身分証明書を持って行けば、テレビ窓口でローンカードを直接発行することができるため、(テレビ窓口の営業時間内であれば)契約が終わった日にお金を借りることが可能です
テレビ窓口を利用して申し込む場合
- 目的の手続き画面をタッチ
- オペレーターと話しながら手続き
- 申込書をプリントアウト&記入
- スキャナーで必要書類を提出
- 手続き完了&ローンカードの発行
三菱UFJ銀行の各支店に設置されているテレビ窓口で申し込み場合は上記の流れになります。基本的にオペレーターとの会話をしながら手続きが進んでいきますので、難しいことはありません。
営業時間は平日は午前9時~午後8時、土曜・祝日は午前10時~午後6時、日曜は午前10時~午後5時まで。
ここから申込みを行うと1時間程度でその場でローンカードが発行されますが、その時点ではそれを利用することはできません。翌日以降に審査が行われ、それに合格することで初めてローンカードを使用することができます。もし合格できなかった場合には、カードはそのまま破棄となります。
申し込みの時間帯が遅いと、翌日に手続きをまわされることもあります。その場合、審査結果の連絡の後に郵送で受け取ったり、再度テレビ窓口で受け取ります。
必要書類はネットから申し込む時と同じですので、身分証明書や収入証明書を準備して持って行きましょう。
電話で申し込みする場合
電話で申し込む場合も基本的にはオペレーターとの会話により手続きが進んでいきます。受付時間は平日は午前9時~午後9時、土日祝日は午前9時~午後5時。
必要書類の提出はネットからの申し込む場合と同じで、写メをメールに添付して送信したり、専用アプリで撮影するだけ。
契約が完了してローンカードが手元に届けば、ATMからお金を引き出すことができます。
バンクイックのスペック
契約年齢 | 満20歳~満64歳 |
---|---|
申込条件 | 満20歳~満64歳で本人に安定した収入がある方(パート・アルバイトの方もOK)。 |
使用用途 | 自由(事業性資金は除く) |
必要書類 | 指定された身分証明書、収入証明書 |
担保 | 不要 |
保証人 | 不要 |
保証料 | 不要 |
借入限度額 | 10万円~500万円 |
実質年率 | 1.8%~14.6% |
融資方法 | 口座振込、ATM(自社)、ATM(提携金融機関)、コンビニATM等 |
返済方法 | 口座自動引落、口座振込、ATM(自社)、ATM(提携金融機関)、コンビニATM等 |
返済日 | 毎月一定日 |
社名 | 株式会社三菱UFJ銀行 |
本社所在地 | 東京都千代田区丸の内二丁目7番1号 |
電話番号 | 03-3240-1111 |
URL | https://www.bk.mufg.jp/kariru/card/banquic/index.html |
設立 | 1919年 |
資本金 | 1,711,900,000千円 |
主要株主 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ |
事業内容 | 銀行業 |
登録番号 | 関東財務局長(登金)第5号 |
加盟団体 | – |
個人信用情報機関 | – |
お問い合わせ先 | 三菱UFJ銀行 第二リテールアカウント支店 0120-959-555 (平日9:00~21:00 土・日・祝日9:00~17:00) 12/31~1/3は休業 |